2017年09月11日
サンバーンを早く治すならとにかく触るな
サンバーンになるとどうしても早く治したいからといっていろいろと
薬をつけてしまう人がいます。薬つければ治るという信仰とでも
いいましょうか。
薬をつけなくてはいけない、もっと言うと消毒しないといけないような
傷を負うことはもちろんあります。例えば野生の動物に噛まれたといった
場合は感染症の心配をした方がいいでしょう。
しかし、サンバーンの場合はその心配がありません。いわゆる火傷の
一種です。そして湿潤療法に代表されるように消毒することは決して
早く治すこととイコールになりません。なぜか。
それは消毒液が細菌ばかりでなく、回復に必要なたんぱく質までもを
破壊してしまうからです。そして細菌も感染症の心配がないのと同じで、
そこまでの危険水域のものはないからです。それよりも自己治癒能力と
呼ばれる自己再生能力がフルに稼動するようにしてあげなくてはなりません。
そうなると、とにかく邪魔をしないことが大事です。
消毒液はもちろん刺激を与えるような化学薬品は避けるべきでしょう。